2013/01/09

エプロン記念日

試着したときからビビッときていた。

ある日、ひとつの物に巡り合う。
これが好きだと思い、連れて帰りたいと思う。喜びに満ちた瞬間だ。
物から発された何かが、自分の深いところに真っ直ぐ届く。何か、とはなんだろうか。
なぜ、好きだと感じ、欲しいと思うのだろう。
そのことを深く考えなくてはならない。
世の中にはたくさんの物が溢れているけれど、必要な物はそう多くない。
それは実用という意味ではなく、魂(ソウル)が欲しているものかどうか、ということだ。
魅力的な人は、いいオーラを湛えている。
物も同じだ。
値段でもブランドでもない。
本当に正しい物には、やはりいい「気」が流れている。
その「気」に敏感になること。
自分自身の「気」とそれとが、きちんとシンクロしているかどうかを見極めることだ。
そのためには直観力を磨いておく必要がある。


光野桃 / ソウルコレクション より抜粋


このエプロンはまさにそれ。

誰の元へも行かず
今こうして自分の手元にあることに
やっぱり運命を感じる。