試着したときからビビッときていた。
ある日、ひとつの物に巡り合う。 これが好きだと思い、連れて帰りたいと思う。喜びに満ちた瞬間だ。 物から発された何かが、自分の深いところに真っ直ぐ届く。何か、とはなんだろうか。 なぜ、好きだと感じ、欲しいと思うのだろう。 そのことを深く考えなくてはならない。 世の中にはたくさんの物が溢れているけれど、必要な物はそう多くない。 それは実用という意味ではなく、魂(ソウル)が欲しているものかどうか、ということだ。 魅力的な人は、いいオーラを湛えている。 物も同じだ。 値段でもブランドでもない。 本当に正しい物には、やはりいい「気」が流れている。 その「気」に敏感になること。 自分自身の「気」とそれとが、きちんとシンクロしているかどうかを見極めることだ。 そのためには直観力を磨いておく必要がある。
光野桃 / ソウルコレクション より抜粋
このエプロンはまさにそれ。
誰の元へも行かず 今こうして自分の手元にあることに やっぱり運命を感じる。 |