2013/03/20

FOOD,INC.


―この50年間で、私たちの食生活は大きく変わった。
消費者が持つ農業のイメージは、
牧場でのんびり草をはむ牛たち...
という古き良き時代のイメージだ。
しかし、スーパーには今や四季を問わず豊富な食材が並んでいる。
いつの間にか、農業は工業に変わってしまっていた―


あらゆる技術の発展により、
現実のものとなった"工業フードシステム"。
お手頃価格の食べものを大量に生産できるという利点がある一方、
そのシステムを維持する陰には多くのリスクも潜んでいる。
養鶏舎では、従来1/2の期間で2倍のサイズの鶏を育て、
消費者が大好きな鶏肉を効率よく作ることに成功。
しかし急激に大きくなった体を支えきれないプロイラーは、
2,3歩歩くだけで足が折れてしまう不健康ぶり。
また、草地が全くない巨大農場に押し込められた牛は、
本来食べるはずのない安いコーンを飼料としているため、
うまく消化できず、O-157などの大腸菌に感染してしまう....。

現在、アメリカの農地の30%はコーン畑。
それらのコーンは、家畜の飼料だけでなく、
ジュース、ケチャップ、ダイエット甘味料、スナック菓子など、
あらゆる食材の原料として使われている。
そのコーンの多くは遺伝子組み換えで作られたものにも関わらず、
アメリカも日本も、ラベル表示の義務はないままなのだ。

FOOD,INC, HP より



今更ですが、、、
先日友人との会話に出てきたFOOD,INC.を観ました。

一番身近な食べ物のことなのに
世界レベルで信じられないことが現実に起きている。

選んだのは自分の責任。
価格や味に惑わされず
背景が見えるものをなるべく選んでいきたいと思う。


是非観てほしい(知ってほしい)映画です。



月森文更新しました。