2013/09/20

さよならは小さい声で

タイトルからして素敵だったけれど
中身はもっと素敵だった。

"素敵"としか言えなくてすみません。

さて、読書の秋です。
うちの旦那さんは本は際限なく与えてくれます。

読みたい本がみつかれば、
amazon様のお陰で翌日には手元にあったりします。


松浦弥太郎さんの本はinstagramで知り、
気になっていた本でした。
雑貨やさんで平積みされているのを偶然見つけて
ページをパラパラ。

たった数行で「今の私に必要」と思い、購入しました。

一つ一つの物語が目に浮かび、
どの節も読んだ後は、良い気分になり、背筋がピンと伸びます。

私が大切にしていきたいもの、
それを持ち合わせている人たちのお話でした。

この先も時々読み返していくことと思います。


写真にある上の二冊はこの中で登場してきた本です。

高倉健さんの「あなたに褒められたくて」は二度目。

最後の一節を先回りして読んだら、
涙が出そうでした。

先日観た「あなたへ」の映画もそうですが
高倉健さんは私を泣かせる人です。


高村光太郎さんの詩は
恥ずかしながら教科書に出てきた「レモン哀歌」しか知りませんでした。

松浦さんが10代の頃、帰りの電車賃をはたいて買った「高村光太郎詩集」

私も「最低にして最高の道」
その詩を読みたくなりました。

なるほど、と思いました。

私は詩がもつ余白が好きです。
余白には読み手の想いがすっと入れるスペースがあります。

高村光太郎さんにも松浦弥太郎さんにも
ブレない美しいフィルターがあるのだと思いました。